2017年03月19日

3月3日は、、下血の日?

3月3日の午前の外来で、「おしりから血が出た」(下血)という患者さんが、なんと、4人も受診されてきました。1日に下血4人は、最高記録です。直腸診で血便であることを確認し、腹部レントゲン写真を撮ったのち、下剤を飲んで頂いて、午後から「緊急内視鏡」を行いました。その結果は、問診から予想していたとおり、全例が、虚血性大腸炎でした(下図)。今回もまた、「すぐに診る(観る)」ことの大切さを実感し、4件もの、”extra”大腸内視鏡検査を受け入れてくた、我がスタッフに感謝、感謝です。虚血性腸炎の患者さんに対する緊急内視鏡検査は、病変部通過時にやや痛みを伴いますが、疾患の治りを早くする効果があると、私は考えています。縮こまった腸管を機械的に広げることが、血流の回復を早めるのかもしれません。但し、重傷例(壊疽型)は、無理に広げないほうがよいかと思います。
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posted by toyoyama-naika at 00:01| 院長日記